Quantcast
Channel: マイベストプロ コラム :: 下田茂
Browsing all 80 articles
Browse latest View live

知財雑感 … これでいいのか日本!

 あけましておめでとうございます。皆さんにとって本年もよい年でありますようにお祈り申し上げます。  年初早々、センセーショナルなお寒いタイトルになりましたが、今回は、タイトルのとおり、現状における日本の課題についてです。前回のコラム中でも少し触れましたが、日本の特許出願件数がパッとしません。下のグラフ(出典:特許庁)は、主要国における年度毎の特許出願件数の推移を示しています。...続きを読む.

View Article


知財雑感 … 「PPAP」の商標出願について

 少し前ですが、ピコ太郎さんの「PPAP」の名称が、関係のない第三者企業により商標出願されていた事実が判明し、ワイドショーなどでも話題になりました(下写真:「ピコ太郎オフィシャルサイト」から引用)。  今回は、この問題について、「知財マインド」の視点から少し触れてみたいと思います。...続きを読む.

View Article


知財雑感 … コスト競争の末路

 ヤマト運輸の値上げのニュースが報じられ、宅配便ドライバーの苛酷な現状が明らかになっています。  私などは、宅配便の業務それ自体が自分にはできそうもない大変な仕事と思っていますが、さらに、これに輪をかけて取扱量が増加しているとすれば、仕事量と賃金(コスト)のバランスがとれなくなり、宅配便ドライバーにとって堪ったものではありません。...続きを読む.

View Article

知財雑感 … 「IoT」関連発明と特許

 先月、特許庁からIoT関連発明に対する審査基準等の適用についての指針が公表されました。  ◇ IoT(Internet of Things)は、字のとおり物のインターネットです。物のインターネットといっても普通にある話では?と思うかもしれませんが、AI(人工知能)やビッグデータ等と組合わさることにより、革命的な変化をもたらします。...続きを読む.

View Article

偶然×偶然!

 今は、ゴールデンウィークの真最中ですので、ここで一服したいと思います。少し前のコラムで、「偶然は必然, 必然は偶然?」も考えられる点について書きました。これは「人」と「物」の偶然関係を捕らえたものです。...続きを読む.

View Article


知財雑感 … 知財保護に関する最近の動きから

 特許庁(INPIT)は、今年の3月から「タイムスタンプ保管サービス」を開始しました。 (A) ところで、「タイムスタンプサービス(TSS)」は、「電子データ」に対して、その内容とそれが存在した日時を証明するためのものであり、公証人役場による遺言状などを保管する制度の電子版ということになります。...続きを読む.

View Article

知財雑感 … 「人マネ」はどこまで許されるか!

 最近、タイトルに関連する知財絡みのニュースが二件ほどありました。「コメダ珈琲店」が、自社の店舗の外観などに似ているとして和歌山市の会社を訴えていた裁判で和解が成立したニュースと、「小学館」が、自社から発行しているレシピ本のタイトルや写真素材等のカバーデザインが似ているとして「新星出版社」に販売中止を要請していた件で合意が成立したニュースです。...続きを読む.

View Article

知財雑感 … 中小企業の特許出願が増加中

 今年のはじめに書いたコラム「これでいいのか日本」の中で、日本の特許出願件数が中国や米国に比べて芳しくない点について触れました。このときの件数は、日本全体の件数を見たものであり、どちらかというと大企業のデータが大きく反映しています。  一方、中小企業に着目した場合はどうでしょうか。今回、中小企業に着目したデータを見てみたいと思います。...続きを読む.

View Article


知財雑感 … AI時代の「知的な財産」

 最近、新聞(ニュース)を見ても、「AI」や「IoT」など、時代を背景にした言葉が目に付きます。  「AI(人工知能)」,「IoT(物のインターネット)」及び「ビッグデータ」の三要素が最低限組合わされば、循環サイクルによる学習効果が加速し、処理技術などは量的にも質的にも二乗カーブ的に進歩するのではと感じています。...続きを読む.

View Article


知財雑感 … 「商標」ニュースピックアップ

 昨日のWebニュースに、【A】USJが個人所有の商標権「BELLO」を侵害している記事がアップされていました。また、少し前ですが、【B】小池百合子代表が「希望の党」の名称を既に商標登録しているニュースがありました。さらに、【C】「立憲民主党」の名称について、既に第三者により商標登録出願されていたニュースもありました。...続きを読む.

View Article

パラノイアだけが生き残る

 このタイトルは、最近読んだ本のタイトルです。著者は、元インテルCEOのアンドリュー・S・グローブ氏です。日本語では、「病的なまでの心配性だけが生き残る」と訳されています。...続きを読む.

View Article

特許出願等に関する支援策

 今年も後一週間ほどになりました。本年も皆様には大変お世話になり厚く御礼申し上げます。この一年を振り返ると、弊所への出願の依頼件数は、お蔭様で前年比プラスで推移し、特に、商標の出願件数は、前年比で2倍ほどになっていました。  一方、少し前に、2016年における世界の特許出願件数の統計が世界知的所有権機関(WIPO)から公表されました。...続きを読む.

View Article

お知らせと今年の目標

 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年も皆様にとってよい年となりますようにお祈り申し上げます。  新年早々、各地の異常気象が話題になっています。米国では寒波が、また、オーストラリアでは熱波が押し寄せています。日本でも、このところ北陸や函館などは大雪になっています。...続きを読む.

View Article


農業と知的財産(1)

 最近、農業が大きく変化しているように感じます。高齢化などによる農業人口の減少というマイナスの側面もありますが、一方において、農業そのものに魅力を感じる若い人や地方移住に伴う農業家族など、何か新しい息吹のようなプラスの側面も感じます。  また、各自治体も地域間競争や海外展開等を考慮し、様々な工夫を凝らして、地域ブランドの育成に力を入れています。...続きを読む.

View Article

農業と知的財産(2)

 前回、農業のブランド力についてその重要性に触れました。今回、ブランド力以外の知的財産に目を向けたいと思います。  若い人が主体となったオシャレ感のある農業も増えてきたのではと、前回、最近の農業に対する感想を書きました。...続きを読む.

View Article


農業と知的財産(3)

 農業の知的財産として、農産物の品質を維持するブランド、更には農業における服装や農具等のオシャレ感やデザイン感について書いてきました。...続きを読む.

View Article

「思考生活」のすすめ

 最近、一見普通に思える若者によって7才の女児が命を落としたり、元市会議員によって6才の女児が命を落とすなどの痛ましい事件が起きています。  このような事件に接すると、おおかたの人は、犯人に対して、周りの人達のことを考えないのか! 後先のことを考えないのか! などと思うのではないでしょうか。...続きを読む.

View Article


インターネットと知的財産権(1)

 今は、PCのインターネットをはじめ、スマートホンの普及により、様々な時代的な変化が生じています。  個人レベルでは、インターネットを通して様々な可能性が広がっています。情報発信や情報交換にはじまり、特に、個人レベルのビジネスチャンスは、一昔前と比べたら比較にならないほどの可能性に恵まれています。...続きを読む.

View Article

サービス業と知的財産(1)

 サービス業は「もの」を生産しないため、特許を取るなどのイメージは弱く、むしろブランド(商標)を活用するイメージが強いと思います。  しかし、現在は、ビジネス形態も多様化の時代であり、今までの慣習や常識にしがみ付いているわけにはいきません。新しい発想が必要になります。...続きを読む.

View Article

無形資産(知的資産)の価値活用<1> : [マイベストプロ信州]

 知的財産の本来の話題からしばらく離れていましたが、今回から無形資産(知的資産)の重要性について書きたい思います。 最初に、用語について整理すると次のようになります。     ◆資産…◇有形資産              〔自動...

View Article
Browsing all 80 articles
Browse latest View live